札幌ベルエポック製菓調理専門学校
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【学校情報】学校長ブログ 第8弾

2021 年 11 月 16 日 | ベルの先生ブログ

皆さん こんにちは

 

今日は、製菓・製パン・ショコラ科1年生のエコールヴァローナ講習会を見学しました。

昨日は卒業生向けに、明日は2年生対象に3日間の講習会が今年も開催されます。

エグゼクティブシェフのファブリス・ダヴィドゥ氏の楽しくも熱のあるお話を今年も聞くことができました。

チョコレートの原料のカカオについての話から説明いただきました。カカオ豆が果実から取り出した豆を発酵させて作くられていること、ヴァローナのロゴマークがカカオの花をあらわしていることなど、初めて知りました。

また、テイスティングについて、人それぞれに味の感度が異なるので、評価は同じとは限らないこと、製品についている味の評価も、その国の文化をもとにしているので、日本の文化や味覚に合った表現をすることの大切さをお話しされていました。

たとえで、「甘酒のような香り」という表現は使われることはないが、それは、甘酒を知らないからで、日本にいる人には良く伝わる、とのこと。

作り手として、味を伝える表現力を身に着けることは大切なので、日ごろから言葉で味をあらわす訓練の必要を説いておられました。

私もタイノリ64%のチョコレートを試食して、学生さんと同様に、なんと表現していいのか答えに窮しました。

また、講習の中で、「何かわからないことがあったら聞きなさい。何がわからないかを聞かなければ教えられません。」とおっしゃっていました。

とかく、知らない事を聞くのは恥ずかしいと思ってしまいますが、講習に臨む姿勢として、大切にしなければならないことです。

また、今回は試食でサラダ油をいただきましたが、乳化についてわかりやすく、かつ、科学的に教えていただきました。融点や凝固点などもでてきて、とても科学的でした。大切なことなんですね。

 

勉強になりました。

 

感染者数の激減で、世の中はかつての賑わいを取り戻しつつありますが、

皆さんも、健康第一でお過ごしください。

 

2021年11月17日 池田 尚志

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